U-40 代表挨拶

日本心臓血管外科学会U-40代表幹事辻本 貴紀(慈恵会医科大学心臓外科)

2025年度よりU40代表幹事を務めております、辻本貴紀と申します。U40では若手自身が自分たちで技術や知識の面で楽しみながら研鑽を積める場を企画し、我々から若手が活躍していく流れを作っていくことをモットーとしていて、その活動の中で仲間が生まれ、輪が広がっていき現在全国に幹事約80名で様々な会を企画しております。
その中でも基礎的な手技を学ぶベーシックレクチャーコース(以下BLC)は、中心的な活動の一つで専門医取得前の若手修練医を対象とし、U40が長らくBLCを全国各地で開催し続けてきました。コロナ禍ではBLCの開催が現地ではなくオンラインに形を変えつつ何とか継続していましたが、去年度は4回現地開催のBLCを実施し、今年度から再度支部毎計7回のBLCを開催することとなり準備をすすめております。このBLCは専門医取得のために必要なOffJTの単位取得にもつながる学会認定のハンズオンとなっています。
他にも、チャレンジャーズライブという冠動脈吻合における若手No1を決める大会の主催、心臓血管外科雑誌の巻末コラムの執筆、専門医試験のための参考書を執筆、学会特別企画シンポジウムの担当など幅広く活動を行っています。
また、女性医師プロジェクト、先天性プロジェクト、CALSプロジェクト、NOTTSプロジェクト、ALCプロジェクトなど我々がやりたいなと感じることについて自ら集まり活動の幅を広げていることも魅力の一つです。今後も現場で足りていないと感じることについてどんどん我々から補えるような活動をしていきたいと考えております。
是非、こういった活動に興味がある方は我々に声をかけていただければ幸いです。ただ単に違う施設で働いている同世代同士で話してみたい、とかでも全然いいので遠慮なくお願いします。

U-40 副代表挨拶

日本心臓血管外科学会U-40副代表幹事古賀 佑一(嬉野医療センター心臓血管外科)

2025年度より、辻本先生が代表幹事となられる新体制のU-40の副代表幹事を拝命いたしました。2024年度までは九州沖縄支部代表幹事として、九州沖縄支部を中心とした活動に携わっておりましたが、今後は副代表として、より広い視野で全国の若手心臓血管外科医の先生方とともに活動していきたい所存です。
私自身は常にU-40の大きな魅力の一つは「若手同士の横のつながり」を持てることと思っております。私がU-40の企画に受講生として参加した時から、医局とはまた別の同世代の先生方とのつながりを持つことができ、そこから自分の持つ視野が大きく広がったなと実感しております。
そのこともあり、より多くの「横のつながり」を求めて、U-40に幹事として参加させていただきました。その結果、さらに多くの全国の先生方との横のつながりを作ることができ、この経験はより多くの若手の先生にも経験してほしいと強く思っております。
心臓血管外科医を志す、学生や研修医が減っている現状だからこそ、この「横のつながり」で若手心臓血管外科医同士だけでなく、他の学会と連携し、その学会の若手とも「横のつながり」を持ち、心臓血管外科分野を盛り上げていく必要があると思います。そのためには各支部、プロジェクトで魅力ある企画を多く行い、「横のつながり」を広げ、そこから心臓血管外科を志す後輩をリクルートしていけたらと思っております。
皆様の多くの協力を得ることで、U-40をより多くの方に知ってもらい、企画に参加してもらうことで、心臓血管外科を盛り上げていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。