緊急
膜型人工肺の入り口圧上昇について
最近、膜型人工肺の入り口圧が上昇する事例の報告が数件ありましたので、7月の理事会で協議しました。製造企業には実態の説明を求め、これまでに判明した内容と実験による発生要因や文献的考察を加えて説明がありました。なお、理事や日本体外循環技術医学会JaSECTが把握しているだけでも、その発生頻度は看過できるものではなく、また、限定した機種に限ったことではないことがわかりました。JaSECTが体外循環の安全管理のため、膜型人工肺の入り口圧モニターを必須の対策と提言したこともあり、報告頻度が上昇した可能性もあると考えられます。
また、報告がされていない可能性もありますので実態を把握するため、日本心臓血管外科学会はJaSECTと共同で調査を行うことしました。改めて、依頼を申し上げますので、その節はご協力をお願いします。膜型人工肺の入り口圧をモニターしていない施設が一部あるとのことなので、会員の皆様にはあらためてモニター設置の確認をお願いいたします。 なお、JaSECTからは安全情報として、2010年からすでに3報が発信されていますので、日本心臓血管外科学会の会員にも周知することにしました。ご一読いただき,安全対策に努めていただくようにお願いいたします。
特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会
医療安全管理委員長 安達 秀雄
理事長 上田 裕一